本校の教育は、まず第1に、国家試験合格率100%をめざします。そのため、「基礎学力と技術」を身に付けるよう、解剖学・生理学・運動学といった基礎的な分野から専門分野を徹底的に教育します。高度な専門科目については、浜松医科大学などの教授陣を多数招き、より専門的な講義や実習を行います。
また、社会に出て臨床に携わった時に目前にした症例の疑問点を解決できる「知識と知恵」を身に付けるよう実習と臨床実習を充実させています。特に、解剖学実習では名古屋大学保健学部と浜松医科大学医学部に出向いて実際に献体を使った実習を行います。
さらに、大学の著名な教授陣を講師に特別講義を実施し、万全な国家試験対策を行います。
第2に、臨床実習や卒業後の職場で、患者さんに対して不快感を与えることなく接することができるようにするため、服装や言葉遣いにも十分注意するよう指導しています。服装や言葉遣いは、その人の人柄がおのずと出るもので、一朝一夕でできるものではありませんので、日頃から指導します。
第3に、医療に携わる者は、人間性にも優れていなければなりません。高い倫理観と道徳観に加え、「弱者に奉仕するやさしい心」を育むよう教育します。
本校の教育理念は、まさに、常葉学園創立者の理想とする人間像である「美しい心情をもって、国家・社会・隣人を愛し、堅固な意志と健康な身体をもって、いかなる苦難にもうち克ち、より高きを目指して学び続ける人間」の実践であります。