柔道整復術は日本古来の医術の一つで、「柔術」の活法を基本としケガを回復させる技術として伝承されてきました。
明治以降、この技術に東洋や西洋の医学技術を織り成して発展を遂げ、現在は骨・関節・筋・腱・靭帯など運動器に加わる急性、
亜急性の原因によって発生する骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」という独自の
手技によって整復・固定・後療等を行い、人間の持つ自然治癒能力を最大限に発揮させる治療術です。
本学科では、西洋医学を基礎に、講義と実習実技をとおして高い知識と技術を身につけた柔道整復師を養成します。
本校を卒業と同時に柔道整復師国家試験の受験資格が与えられます。
○「柔道整復師」国家試験受験資格
○機能訓練指導員
○専門士
本校の柔道整復学科を卒業すると「専門士」の称号が与えられます。これにより大学の3年次に編入学することが可能となり、
通算5年間で「学士」を取得することができます。
特に、本校隣接地の浜松大学 健康プロデュース学部 心身マネジメント学科は、同じ常葉学園グループで、将来の目指す分野が近いので、
これの3年次に編入し、合計5年間で学士も取得する道が開かれています。
浜松大学教授 竹内 修二 |
東京慈恵医科大学解剖学講座に在籍の後、浜松大学健康プロデュース学部 心身マネジメント学科に教授として赴任し、
同時に常葉学園医療専門学校にて柔道整復学科の解剖学の授業を担当していました。柔道整復学科の生徒達の明確な目標と、
人体そのものを理解しよう、理解したいという意気込みを感じながら講義を行っていました。私の授業は、臨床に役立つ人体の構造を、
正常な機能に絡めて説明し、その全体像や各器官の位置、繋がり等を理解できるよう心がけています。 皆さんの卒業後の目標である医療人とは、人間を相手にしているため、知識・技術は勿論必要ですが、それ以上に人間を知らなければなりません。 社会生活をしている私達「人間」をです。学生として、文化的活動にも興味を持ち、人間性をも高め、この医療専門学校で学んだことが幅広く自分の 血となり肉となるように、充実した学生生活を送ってほしいと望んでいます。 |